ピロリ菌について

胃の検査をしたときに“胃が汚い”“慢性胃炎”と言われたことありますか?
薬を飲んで治してたほうがいいかな?
どうして先生は薬を出してくれないの?

この慢性胃炎をおこすのが胃の中にいるヘリコバクター・ピロリ菌というばい菌です。
他には胃や十二指腸の潰瘍、胃がんの原因にもなります。
ピロリ菌は経口感染で慢性に感染するのは小児期だけです。
親から子で(離乳食の口移しなど)で移ります。
昔井戸水を飲んでいた方も可能性があります。
感染率は年齢より少し低いぐらい、つまり50歳の人であれば40%の人が、20歳の人であれば15%の人が持っているといわれています。
家族の方に胃の病気の方がおいでる方は一度お調べすることをお勧めします。
ピロリ菌を調べる方法はいろいろありますが
当院では内視鏡を使う方法、尿素呼気試験、採血による抗体検査が可能です。
陽性の方は、内視鏡検査で胃の状態を確認した後にお薬を内服することでピロリ菌を殺す(除菌)することができます。1週間服用すると約70~80%の方が除菌成功します。効果は内服終了後4週目以降に呼気試験で判定します。
もし1回目の治療(一次除菌)で失敗したら、2回目のお薬(二次除菌)まで保険診療で行えます。2回目の効果は80~90%ぐらいですので最終的には98%の方が除菌に成功します。
ただ除菌に成功しても胃がんになる可能性は低下しますが0にはなりませんので、しばらくは定期的な内視鏡検査が必要です。

副作用として薬剤アレルギー、下痢、味覚障害があり、お薬を服用されているときはアルコールを控えるなどの注意事項があります。また、ペニシリンアレルギーのある方はお薬が限られてきますので申し出てください。

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